【読書】本は10冊同時に読め！／成毛眞

ブログ投稿の過半数が読書感想文になってきたが、感想文を書くことが目的というよりは図書館で借りた本は返さなくてはならないため、ブログ上に読書した履歴を作りたいだけであった。しかし、本を読む冊数が自分でも驚くほど増えてきたため、これからはブログに残す本を厳選しようと思う。そう思わせるきっかけともなった本を紹介する。

今回は「本は10冊同時に読め！／成毛眞」を読んだ。

本は10冊同時に読め!―本を読まない人はサルである!生き方に差がつく「超並列」読書術 (知的生きかた文庫)

 成毛氏は元マイクロソフト代表取締役社長である。恥ずかしながら私はこの本を読むまでその名前を知らなかった。図書館でこの本を手に取ったのは、私が以前よりも沢山の本を読むようになり、さらに多くの本を読んでいく上での参考になりそうなタイトルが目に付いたからである。

読んでみた感想として最も適切なワードとしては、私にとっては危機感かなと思う。私は今まで大学においても年間数冊しか本を読まなかったが、社会人になり起業や支配されない生き方を考えるようになってから自ずと読書することが多くなった。読書は創造性に富んだ先駆者達の追体験ができたり、自分に新しい知識や考え方を取り込むことができるツールだと思う。成毛氏は「本を読まない人はサルである！」とまで言っており、「本を読まない人との会話は苦痛だ。」「どんなに偉い人間でも本を読まない人は尊敬する必要がない。」など切れ味のある言葉が多く見受けられた。その切れ味ゆえというわけではないが、読書についてだけでなく、本書中の成毛氏の考え方が私にとって響くものが多く、感化された私の中の理想像と現状とのギャップに危機感を抱いたというわけである。

結果がどこに繋がるのかは未知だが、早速、超並列読書術を試して行こうと思う。