お茶汲みの文化
私の会社ではお茶汲みの文化が残っている。
若手社員である私は毎朝早めに出社し、
先輩社員のためにコーヒーを煎れ、お昼はお茶を煎れる。
昭和の古い文化だと思うし、
正直入社した時はその文化に悪い意味で驚いた。
幸いかはわからないが、
私は総合職として入社しているため、
異動でいつかそのような文化から離れることとなるが、
将来もしも係長として現場回帰することがあれば、
このお茶汲みの文化をどうしようかと思うことがある。
今までお茶汲みをしてきた先輩方はお茶汲みを当たり前と思っており、
“自分がしてきたのだから後輩もして当たり前だ”
と思っている。
その文化を辞めさせるのは少しエネルギーが要るんだろうな。
私は今の時代、お茶汲みなんて古いと思っており、辞めさせたいと思っているが、お茶汲みを当たり前と思う年配社員に対して、どう説明すれば、お茶汲みを辞めさせられるだろうか。
“今の時代、お茶汲みなんて古い”というのは、あまりに論理的でない。
お茶汲みの何が問題なのか、論理的に説明することは難しいのだ。
勤務時間外だからダメなのか、または、実力主義で個人が尊重される世の中、仕事とは関係のないことだからダメなのか説明が難しい。
“若手は先輩社員に比べて仕事ができないからお茶汲みをして補う”
という考え方もあるが、それは違うと思う。だからこそ若手は勉強するべきだし、お茶汲みなんかに時間を割く必要はないと思う。
正直、“自分が嫌なことは他人にしない”この考え方が一番近いように思う。
お茶汲みも掃除も、身の回りのことは自分でするのが一番良いと思う。
社会のコミュニティーというのは、不合理でやりにくい一面を持っている。